ipej 2017-11

100席以下で地域間移動するリージョナルジェットについて、日本製MRJの開発が進んでいる。この開発では型式証明プロセスが重要であり、時間を要する。まず、各国の法規制に合致することを証明する書類は、その重量がジェット機1機分に相当すると言われるほど膨大である。加えて、極寒、エンジン故障、高温、高地など様々な環境を想定した飛行試験もクリアする必要がある。これら開発は決して簡単ではないが、部品点数が多種多様(約100万点)であり、関連企業への波及効果は大きい。戦後日本の民間航空機産業の発展のために重要な局面を迎えている。11