部活の顧問

中学校部活動の顧問勤務についての緩和がスポーツ庁からガイドラインとして出された。高校も同様である。確かに土日の過度な練習や試合は子供や顧問の健康を害する。実際に害している場合もある。しかし、それでも緩和は行きすぎてはいけない。バランスばかりを追い求めてはいない。なぜなら、結局トップ選手になるにハードな練習が必要な時期があるからである。これはトップ選手だけが猛練習すればいいわけではなく、選手のピラミッド体系の中間や底辺の選手がいてこそその高みが高くなるため、これらの選手の貢献が求められる。1日2時間週3回の練習で体格に劣る日本人が世界では勝てないのだ。もちろん、これまでの部活動の進め方には問題があった。私自身の経験を振り返ってもよくあれだけ土日に練習や試合をしていたのだろうと思う。しかし、もし日本がまだある競技において世界トップレベルの選手を排出したいなら、許す限りハードワークを続けた方が良い。時代と逆行している風に聞こえるかもしれないが事実である。こんな風に考えると野球界の層の暑さや大谷選手の活躍は名もなき高校球児の土台に支えられていると思える。

 

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