2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

水素エネルギーシステム 2017 p228

水素吸蔵合金は常温常圧で水素吸蔵が可能である特徴をもっている。 従来の水素吸蔵合金は、消防法上で、水素吸蔵状態で、第2類(可燃性固体)、第3類(自然発火性物質および禁水性物質)に該当しており、指定数量や取扱者の監督や届出の義務があった。 そこで下…

RE100

連日猛暑が続いている。地球温暖化が進んでいる様に思える。真意はともかく、エネルギー問題について、化石燃料から再生可能エネルギーへ変更することに異論を唱える人はいないだろう。 足元で7%の再生可能エネルギーを2050年に100%にする。RE100と呼ばれる…

水素エネルギーシステム p233

水素吸蔵合金を貯蔵している容器を開放すると、合金が発火したり、酸化して失活する可能性があった。加えて、容器よりも合金の方が高価であり、経済性が成り立っていなかった。そこで、高圧ガス保安法と労働衛生法の容器規制をマトリックスで表現して、両者…

三菱総研 コラム

インターネットの普及により、一時、人の行動は個別化した経緯がある。これにより、人は複雑な情報も1人や複数人で処理せざるを得ず、利便性を損なう側面があった。AIは膨大な情報から傾向を読み取り、顧客である我々にデータではなく情報を提供してくれる。…

日本の論点 p100

2013年に中国主導のインフラ投資のための銀行が生まれた。アジアインフラ投資銀行である。これは元々は米国の中国包囲網に中国がたいこうするための西進処置であった。現状は中国とある一国の二国間条約の束であり、何かあると各個撃破される。現状は欧州の…

三菱総研

ディープラーニングを中心としたAI技術が進んでいる。この進歩により、既存職種の一部はなくなり、新しい仕事が生まれるだろう。これはゲームチェンジと呼ばれる現象で、これまでも幾度となく行われてきた。今後は、既存ビジネスを拡大するにしても、新たな…

山陰中央新報 社説

劉暁波さんの死去から1年が経った。習主席は反スパイ法、国家安全法、インターネット安全法などを施工した。米国に並ぶ超大国を目指す中国は基本的人権を大切にする国に生まれ変わらなければならない。

トランヴェール

2016年8月岩手龍泉洞近く死者が出るほどの台風に見舞われた。しかし、記憶になかった。もし、台風の前に旅していれば目に留まっていただろう。だから、あちらこちら旅をしたい。知らずにいることの無力と知って何もできないと焦る無力はまったく異なり、後者…

読売2018-07-13 社説

日産自動車が検査データの不正を再発させた。スバルも同様に不正を公表した。不正が連続している以上、制度の厳格化はやむを得ない。

日本の論点 p228

地震予知は現代の知見では行えない。しかし、大震法により一般の人々は可能であるかのように信じている。今は基礎研究に打ち込み、天気予報のような方程式を導く準備をすることが必要である。一方、市民は南海トラフのような一部の地震に注力するのではなく…

日本の論点 p226

2012年7月のFIT制度の前の電気事業法施工規則の改正は太陽光発電の課題を明らかにした。それは、導入時の森林など自然破壊や災害時の廃棄物処理である。

日本の論点 p222

日本はビッグデータの時代に乗り遅れている。しかし、他国がアクセスできないビッグデータにより、世界をリードできる分野はある。 このビッグデータ時代にはデータの量と質が重要である。そのためにCPUやストレージなどをつなぐデータベースエンジンの基本…

日本の論点 p242

大学選びは偏差値順に行われてきた。近年、進学校で東大よりも医学部を目指す傾向などが生まれている。一方、必ずしも偏差値が高くない大学も、消防官採用試験やCA、幼稚園教員、保育士などの採用実績で地域に根ざしている。偏差値にとらわれず価値ある大学…

化学と工業 2012 167

今世紀の化学者に課せられた最大の課題はCO2とH2Oのリサイクルである。反応促進には過去多数の触媒が開発されてきた。グリーンケミストリーのための触媒としてdーブロック元素を触媒に用いた合成法が鍵となる。

化学と工業 2016 377

これまでは研究者による仮設駆動型研究であった。しかし、研究対象の複雑さが個人の扱える程度を超えてきた今、データ駆動型研究が 求められている。これは個人の楽しみを奪うものではなく、一段上の異なる質の楽しみを提供してくれる。

技術士 2018-05 24

日本は国土の12倍もの海域を有する国である。そこには資源、生物データ、発電など多様な用途に利用できる。この海洋に視点を置くことは時間がかかるため、次の世代にも関心をもってもらいたい。

日本の論点 148

次世代車の開発競争が激しい。中国はこれまでエンジンや変速機などガソリン車の基幹技術を持っていなかった。そこで、車を取り巻く環境が大きく変わろうとしている今、主導権を握ろうとしている。アメリカもHVを外すなど自国に有利なルールづくりを進めてい…

日本の論点 146

東芝は原発事業の損失により倒産の危機にある。そこで、メモリ事業の売却を検討している。しかし、本当の問題は多数ある不採算事業である。これにより、メモリ事業売却でキャッシュを得たとしても再建は困難である。

日本の論点 p154

ドイツの自動車業界は苦境に立たされている。2015年の排ガス不正事件から、多額の賠償金(カナダと米国 2兆円超え)や売り上げ低迷に直面している。ディーゼルに長年こだわってきたために、今次世代乗用車であるEVなどの技術が遅れている。再生可能エネルギー…

化学と工業 2010 p709

化学は一般社会にまだ十分に理解されていない。この分野で最も重要な業績であるハーバー・ボッシュ法による窒素固定すら知られていない。これにはダイナマイトなど戦争に用いられたことも影響しているかもしれない。化学自体も公害や塩素ガスを用いた化学兵…

化学と工業 p008

東京大学での事故の約40%が実験関連である。座学や体感訓練は実施してきているが十分とは言えない。知識と実践の接合点としての環境安全教育が重要である。そのためには考察を行えるように実験データにもとづく教材を準備する必要がある。

オウム事件 日経

オウムの元代表と幹部の死刑が執行された。しかし、最大の謎である、なぜ学歴も常識もある若者が教団に魅入り、無差別殺人に進んでいったか、には答えが出ていない。これは昭和から平成に変わり、それまでの人生のモデルが揺らいだ頃と重なる。孤立感や現状…

化学と工業

日本の産学連携は、現状は、企業から少額の資金を得て、学生の手を借りて、少し応用に向いた研究をしているケースがほとんどである。一方、グローバル競争下において、企業が直面する課題は複雑さを増している。したがって、これまでのような一研究室、個人…

文藝春秋 p144

時代の変化に対して日本企業はついていけていない。高機能製品だけではなく、ビジネスモデルの構築まで踏み込む必要がある。そのために様々なバックグラウンドをもつ人々がクロスするこよでバリューを生み出す「クロスバリュー」が重要である。

文藝春秋 2018 p118

アフリカは本当に経済成長しているのだろうか?2000年代以降アフリカ全体で4-8%の経済成長をしている。政治のリーダーシップ、草の根のビジネスマインド、海外資本の獲得の3つがさらなる成長に必要である。アフリカはASEANと違って、文化や距離も遠く、日本…

データ駆動科学

スパースモデリングは今注目すべき科学である。スパースとは「スカスカ」を意味する英語である。 近年、急速に情報量は増え、個別分野は複雑さを増している。 データを高次元化するだけはなく、「実は計測データの本質的な特徴を決定づける説明変数はわずか…

化学と工業 巻頭言

女性登用として大学においてポジティブアクションが取られている。結果として研究者の女性割合は増えている。(2005年 11.8% 2017年 15.3%) 今後も若い世代の意識が変わっていることを感じており、共同参画が進むことに関しては楽観的である。しかし、現状は…

化学と工業 2018-07

現在、幸福は数分から半年程度の短期間でしか続かない長さである。一方、近年、持続的幸福についての研究が盛んである。Csikszentmihalyiやハーバード大での研究にから、他人との良好な関係や社会とのつながりが人間の幸福と強く相関することが示されている…

日経

20世紀と違って、今は世の中を変えるような新素材が生まれにくくなった。 そこでは顧客視点の意識が研究者にも求められている。 このような環境の中、三菱ケミカルではフィルム事業を行ってきた文系出身の垣本常務が、研究開発トップに就任した。 新しいこ…

日経2018-07-01

生産年齢人口の減少において働き方改革が進められている。その中で生産性向上、現在未活用の働き手の増加、出生率向上は課題である。特に後半2つの課題について外国人による家事代行サービスは有効である。実際、上海やシンガポールでは20万人の外国人家政婦…