2018-01-01から1年間の記事一覧

水素社会

今冬(2018年12月-2019年2月)は暖冬の見込みだそうである。単純に相関を取るべきではないとする意見もあるが、近年地球温暖化が進んでいるとされており、その顕在化であることが推定される。 2015年のパリ協定により、日本は2013年度比で2030年までに26%のCO…

化学と工業 2018-12 巻頭言

日本はサスティナビリティに関して遅れている。なぜなら、杓子定規な仕事のやり方が残り、サスティナビリティをビジネスチャンスとしてしか見ていないからだ。 2015年9月25日「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と題する目標が示された。これは17の目…

文部科学省次官の引責辞任 (読売22日)

「要約」文部科学省の次官が、幹部の汚職と自らのコンサルティング会社役員との接待同席(減給処分)の責任を取って辞任した。国家公務員の倫理規程違反である。新体制では危機感を持って再発防止に努めることが信頼回復への出発点となる。

自民党総裁選

20日の総裁選に向けて論戦が繰り広げられているが、焦点ははっきりとしない。安倍氏は憲法改正が本丸だろう。その中で金融緩和の長期化やモリカケ問題で信頼を失いかけている。石破氏は地方創生や防災省の創設などが柱であろう。今の時代や状況において理想…

要約 プラスチックごみによる経済への影響が顕著である。特に東南アジアで多く、世界の海洋プラスチックごみの排出量上位10カ国のうち5カ国が東南アジアであるという報告もある。実際、フィリピンやタイなどではプラスチックゴミの多さが原因となってリゾー…

言わずもがなITによる社会環境変化がはげしい。情報技術システムは「忘れない」ためデータ量は蓄積するばかりである。加えて、こちらもご承知の通りAIによる機械学習の進歩が進んでいる。ここで大切なのは思想である。思想と書くと難しいが、言い換えると思…

言わずもがなITによる社会環境変化がはげしい。情報技術システムは「忘れない」ためデータ量は蓄積するばかりである。加えて、こちらもご承知の通りAIによる機械学習の進歩が進んでいる。ここで大切なのは思想である。思想と書くと難しいが、言い換えると思…

スマホの次変化はディープラーニングによってもたらされる。コミュニケーションを双方向に行えるようになるからである。「日本の論点」によれば現在は音声入力の精度が低いからキーボード入力をしている。出力に関しては職場やコミュニティのデータを自動で…

医師への動機

不安定な世の中において、偏差値の高い高校生が東大よりも医師を目指す傾向が強まっているらしい。今日読んだ記事では動機として不純であり、高い倫理観が必要、と説く。実際、海城高校では特別な倫理の授業を設けており、何人かの学生は医学部受験を改める…

水素戦略の足元

東日本大地震の後、日本のエネルギー戦略は抜本的に見直された。その中でエネルギー安全保障や地球環境保護の観点から再生可能エネルギーの活用促進が求められている。特に水素は宿命的な出力変動を緩和する手段としても有望である。しかし、現状において苦…

水電解からの水素製造

光触媒を用いる方法、再生可能エネルギーから作る方法がある。工場原価の考え方でどちらか安いのであろうか?おそらく現時点では圧倒的に再生可能エネルギーが安い。なぜなら、光触媒を用いる方法は効率が低く、材料費が高いからである。実際、可視光光触媒…

2018論点100 p102

中国の「偉大なる復興」が続いている。一帯一路である。一帯とはインフラ投資による陸路であり、一路とは軍事力や科学力を背景とした海上交通路である。しかし、この活動は国際社会を混乱に陥れている。国際法に違反しているからである。中国は国際法に違反…

水素エネルギーシステム 2017 p228

水素吸蔵合金は常温常圧で水素吸蔵が可能である特徴をもっている。 従来の水素吸蔵合金は、消防法上で、水素吸蔵状態で、第2類(可燃性固体)、第3類(自然発火性物質および禁水性物質)に該当しており、指定数量や取扱者の監督や届出の義務があった。 そこで下…

RE100

連日猛暑が続いている。地球温暖化が進んでいる様に思える。真意はともかく、エネルギー問題について、化石燃料から再生可能エネルギーへ変更することに異論を唱える人はいないだろう。 足元で7%の再生可能エネルギーを2050年に100%にする。RE100と呼ばれる…

水素エネルギーシステム p233

水素吸蔵合金を貯蔵している容器を開放すると、合金が発火したり、酸化して失活する可能性があった。加えて、容器よりも合金の方が高価であり、経済性が成り立っていなかった。そこで、高圧ガス保安法と労働衛生法の容器規制をマトリックスで表現して、両者…

三菱総研 コラム

インターネットの普及により、一時、人の行動は個別化した経緯がある。これにより、人は複雑な情報も1人や複数人で処理せざるを得ず、利便性を損なう側面があった。AIは膨大な情報から傾向を読み取り、顧客である我々にデータではなく情報を提供してくれる。…

日本の論点 p100

2013年に中国主導のインフラ投資のための銀行が生まれた。アジアインフラ投資銀行である。これは元々は米国の中国包囲網に中国がたいこうするための西進処置であった。現状は中国とある一国の二国間条約の束であり、何かあると各個撃破される。現状は欧州の…

三菱総研

ディープラーニングを中心としたAI技術が進んでいる。この進歩により、既存職種の一部はなくなり、新しい仕事が生まれるだろう。これはゲームチェンジと呼ばれる現象で、これまでも幾度となく行われてきた。今後は、既存ビジネスを拡大するにしても、新たな…

山陰中央新報 社説

劉暁波さんの死去から1年が経った。習主席は反スパイ法、国家安全法、インターネット安全法などを施工した。米国に並ぶ超大国を目指す中国は基本的人権を大切にする国に生まれ変わらなければならない。

トランヴェール

2016年8月岩手龍泉洞近く死者が出るほどの台風に見舞われた。しかし、記憶になかった。もし、台風の前に旅していれば目に留まっていただろう。だから、あちらこちら旅をしたい。知らずにいることの無力と知って何もできないと焦る無力はまったく異なり、後者…

読売2018-07-13 社説

日産自動車が検査データの不正を再発させた。スバルも同様に不正を公表した。不正が連続している以上、制度の厳格化はやむを得ない。

日本の論点 p228

地震予知は現代の知見では行えない。しかし、大震法により一般の人々は可能であるかのように信じている。今は基礎研究に打ち込み、天気予報のような方程式を導く準備をすることが必要である。一方、市民は南海トラフのような一部の地震に注力するのではなく…

日本の論点 p226

2012年7月のFIT制度の前の電気事業法施工規則の改正は太陽光発電の課題を明らかにした。それは、導入時の森林など自然破壊や災害時の廃棄物処理である。

日本の論点 p222

日本はビッグデータの時代に乗り遅れている。しかし、他国がアクセスできないビッグデータにより、世界をリードできる分野はある。 このビッグデータ時代にはデータの量と質が重要である。そのためにCPUやストレージなどをつなぐデータベースエンジンの基本…

日本の論点 p242

大学選びは偏差値順に行われてきた。近年、進学校で東大よりも医学部を目指す傾向などが生まれている。一方、必ずしも偏差値が高くない大学も、消防官採用試験やCA、幼稚園教員、保育士などの採用実績で地域に根ざしている。偏差値にとらわれず価値ある大学…

化学と工業 2012 167

今世紀の化学者に課せられた最大の課題はCO2とH2Oのリサイクルである。反応促進には過去多数の触媒が開発されてきた。グリーンケミストリーのための触媒としてdーブロック元素を触媒に用いた合成法が鍵となる。

化学と工業 2016 377

これまでは研究者による仮設駆動型研究であった。しかし、研究対象の複雑さが個人の扱える程度を超えてきた今、データ駆動型研究が 求められている。これは個人の楽しみを奪うものではなく、一段上の異なる質の楽しみを提供してくれる。

技術士 2018-05 24

日本は国土の12倍もの海域を有する国である。そこには資源、生物データ、発電など多様な用途に利用できる。この海洋に視点を置くことは時間がかかるため、次の世代にも関心をもってもらいたい。

日本の論点 148

次世代車の開発競争が激しい。中国はこれまでエンジンや変速機などガソリン車の基幹技術を持っていなかった。そこで、車を取り巻く環境が大きく変わろうとしている今、主導権を握ろうとしている。アメリカもHVを外すなど自国に有利なルールづくりを進めてい…

日本の論点 146

東芝は原発事業の損失により倒産の危機にある。そこで、メモリ事業の売却を検討している。しかし、本当の問題は多数ある不採算事業である。これにより、メモリ事業売却でキャッシュを得たとしても再建は困難である。