日経

20世紀と違って、今は世の中を変えるような新素材が生まれにくくなった。 
そこでは顧客視点の意識が研究者にも求められている。 
このような環境の中、三菱ケミカルではフィルム事業を行ってきた文系出身の垣本常務が、研究開発トップに就任した。 
新しいことはしがらみに囚われていては行えない。 
昔から、「よそ者」、「ばか者」、「若者」が新しいことを行うとも言われてきた。 
越智前社長からも新しい目でR&Dを見てほしいと要望があった。 
これらを経緯に、新しいタイプの研究開発トップが改革に動き出す。