水素社会

    今冬(2018年12月-2019年2月)は暖冬の見込みだそうである。単純に相関を取るべきではないとする意見もあるが、近年地球温暖化が進んでいるとされており、その顕在化であることが推定される。

     2015年のパリ協定により、日本は2013年度比で2030年までに26%のCO2削減目標を掲げている。その達成のために、水素はこれまでの石油化学の発電や燃料用途を潜在的にはクリーンに代替できる素材であるとして注目されている。

    その水素の開発が遅れている。水素開発について2020年までに水素ステーションを160箇所、FCVを4万台普及させるとしていた。これら2つの取り組みはは水素の社会需要を増やす意味において重要である。しかし、この施作はそれぞれ100箇所(約60%)、2000台(5%)に留まっている。

    水素ステーション課題は価格である。価格が下がらない原因は安全規制が厳しいことに大部分がある。まずは規制緩和が重要である。

     一方でFCVの課題も価格である。こちらは燃料電池システムの効率と白金など高価格素材の使用量に要因がある。

     クリーンな水素を用いて発電や車を走らせることは二酸化炭素の使用量を減らすことができるため重要である。そして二酸化炭素使用量削減は地球温暖化を防ぎ、将来、人類が生き延びるために必要である。