化学と工業 論説

日本学術会議協力学術研究団体に登録されている化学系の学協会は約40である。2009年ごろのアンケートでは1人あたり2〜3の団体に所属している。一方で、中心的な研究者は複数の団体に所属しているので、多くの研究者は1つの団体に所属していることも推定される。これが、研究者のタコツボ化を助長している。このタコツボ化とは反対に、近年発展を遂げているAI、ビッグデータ、などには広範囲な科学的知識がインプットされる必要がある。この点、慣性や惰性で動いている閉じた学協会には実施が困難である。現状からの脱皮が必要である。いくつかの脱皮れがある。実際、日本表面学会は真空学会と統合し日本表面真空学会となり、物理、化学、バイオ、電気電子がバランスし、学と産の実質的提携も得られる体制が整ってきている。(出展  岩澤康祐先生 寄稿 要約 本ブログ著者)