2018-01-01から1年間の記事一覧

日本の論点 p154

ドイツの自動車業界は苦境に立たされている。2015年の排ガス不正事件から、多額の賠償金(カナダと米国 2兆円超え)や売り上げ低迷に直面している。ディーゼルに長年こだわってきたために、今次世代乗用車であるEVなどの技術が遅れている。再生可能エネルギー…

化学と工業 2010 p709

化学は一般社会にまだ十分に理解されていない。この分野で最も重要な業績であるハーバー・ボッシュ法による窒素固定すら知られていない。これにはダイナマイトなど戦争に用いられたことも影響しているかもしれない。化学自体も公害や塩素ガスを用いた化学兵…

化学と工業 p008

東京大学での事故の約40%が実験関連である。座学や体感訓練は実施してきているが十分とは言えない。知識と実践の接合点としての環境安全教育が重要である。そのためには考察を行えるように実験データにもとづく教材を準備する必要がある。

オウム事件 日経

オウムの元代表と幹部の死刑が執行された。しかし、最大の謎である、なぜ学歴も常識もある若者が教団に魅入り、無差別殺人に進んでいったか、には答えが出ていない。これは昭和から平成に変わり、それまでの人生のモデルが揺らいだ頃と重なる。孤立感や現状…

化学と工業

日本の産学連携は、現状は、企業から少額の資金を得て、学生の手を借りて、少し応用に向いた研究をしているケースがほとんどである。一方、グローバル競争下において、企業が直面する課題は複雑さを増している。したがって、これまでのような一研究室、個人…

文藝春秋 p144

時代の変化に対して日本企業はついていけていない。高機能製品だけではなく、ビジネスモデルの構築まで踏み込む必要がある。そのために様々なバックグラウンドをもつ人々がクロスするこよでバリューを生み出す「クロスバリュー」が重要である。

文藝春秋 2018 p118

アフリカは本当に経済成長しているのだろうか?2000年代以降アフリカ全体で4-8%の経済成長をしている。政治のリーダーシップ、草の根のビジネスマインド、海外資本の獲得の3つがさらなる成長に必要である。アフリカはASEANと違って、文化や距離も遠く、日本…

データ駆動科学

スパースモデリングは今注目すべき科学である。スパースとは「スカスカ」を意味する英語である。 近年、急速に情報量は増え、個別分野は複雑さを増している。 データを高次元化するだけはなく、「実は計測データの本質的な特徴を決定づける説明変数はわずか…

化学と工業 巻頭言

女性登用として大学においてポジティブアクションが取られている。結果として研究者の女性割合は増えている。(2005年 11.8% 2017年 15.3%) 今後も若い世代の意識が変わっていることを感じており、共同参画が進むことに関しては楽観的である。しかし、現状は…

化学と工業 2018-07

現在、幸福は数分から半年程度の短期間でしか続かない長さである。一方、近年、持続的幸福についての研究が盛んである。Csikszentmihalyiやハーバード大での研究にから、他人との良好な関係や社会とのつながりが人間の幸福と強く相関することが示されている…

日経

20世紀と違って、今は世の中を変えるような新素材が生まれにくくなった。 そこでは顧客視点の意識が研究者にも求められている。 このような環境の中、三菱ケミカルではフィルム事業を行ってきた文系出身の垣本常務が、研究開発トップに就任した。 新しいこ…

日経2018-07-01

生産年齢人口の減少において働き方改革が進められている。その中で生産性向上、現在未活用の働き手の増加、出生率向上は課題である。特に後半2つの課題について外国人による家事代行サービスは有効である。実際、上海やシンガポールでは20万人の外国人家政婦…

水素エネルギーシステム 2016-01

地球環境問題の解決にはCO2のエネルギーシステムにおけるゼロエミッション化が必要である。 この問題は水素を水から取得できれば大きく改善される。なぜなら、水を使ったエネルギー取得は炭素を含まないからである。 日本は1974年からサンシャイン計画とし…

ゲーム 日経2018-06-24

今後発展が期待されるゲーム産業の健全な発展のためには、依存問題への対応が重要である。メーカーによるアプリの時間制限や自治体による利用ルールが必要である。当然、個人の節度ある利用も求められる。

AI 日経 2018-06-24

人工知能の専門家争奪戦が世界で繰り広げられている。中国やインドでは平均給与の最大10倍弱報酬として与えている。給与の高いアメリカでも2.5倍程度出している。一方で日本は1.5倍強に留まる。未来の技術覇権に大きく影響する戦いにおいて日本は大きく出遅…

続 失敗100選

失敗には技術的要因と組織的要因が合わせて起こることが多い。組織的要因はうっかりミスで、少し情け無い事例が多い。しかし、いずれにしても対策は技術的に行うことが大切である。

失敗100選 35.2

システムの緩慢な死。ハブのLANケーブルを誤配線し、ループを形成した。これにより、ハブのメモリがいっぱいになって、システムダウンした。

失敗100選 35.2

システムの緩慢な死。ハブのLANケーブルを誤配線し、ループを形成した。これにより、ハブのメモリがいっぱいになって、システムダウンした。

ipej 2017-11

100席以下で地域間移動するリージョナルジェットについて、日本製MRJの開発が進んでいる。この開発では型式証明プロセスが重要であり、時間を要する。まず、各国の法規制に合致することを証明する書類は、その重量がジェット機1機分に相当すると言われるほど…

落合恵子 日経2018-06-23

介護は現在、血縁関係で行われることがほとんどである。一方で現代社会は家族関係は希薄になり、孤独死なども問題になっている。このような状況において、今後、重要になるのは「結縁関係」に基づいた介護だろう。

品質不正 日経2018-06-23

昨秋からの製造業における品質不正が未だ続いている。内容もデータ改ざんや出荷検査の簡略化など以前と同様である。解決には企業統治のあり方を正す必要がある。一方、内部からの自浄は現実にはむずかしい。したがって、経営陣を監督する役割の社外取締役の…

品質不正 日経2018-06-23

昨秋からの製造業における品質不正が未だ続いている。内容もデータ改ざんや出荷検査の簡略化など以前と同様である。解決には企業統治のあり方を正す必要がある。一方、内部からの自浄は現実にはむずかしい。したがって、経営陣を監督する役割の社外取締役の…

化学と工業 2010 9

日本の理科教育に関する初等・中等教育は、ゆとり教育と科目選択制により、暮らしにも大学教育にも遠く、中身の薄い閉じた世界を作っている。解決には、この教育内容を決定している文科省の検定を受けない仕組みとすることが必要である。

化学と工業 2010 9

日本の理科教育に関する初等・中等教育は、ゆとり教育と科目選択制により、暮らしにも大学教育にも遠く、中身の薄い閉じた世界を作っている。解決には、この教育内容を決定している文科省の検定を受けない仕組みとすることが必要である。

2018-03 化学と工業

日本は科学技術国であるが、近年その相対的地位が低下している。このことを背景を解決することなく、日本の将来に渡る経済発展はない。 この持続的な経済成長の達成のために、人づくり革命と生産性革命が必要である。特に、生産性革命として、中小企業の生…

化学と工業 201803

感性は説明しにくいという性質のため科学分野では否定されることも多かった。一方、地球の存続危機にある今、環境問題が目に見える形で現れる前に気付くことが重要である。このとき必要なことは地球危機への愛情を基にした感性である。

化学と工業 201803

感性は説明しにくいという性質のため科学分野では否定されることも多かった。一方、地球の存続危機にある今、環境問題が目に見える形で現れる前に気付くことが重要である。このとき必要なことは地球危機への愛情を基にした感性である。

談志の論理性

立川談志さんのラジヲをYouTubeで聞いた。今聞いてもハッと思わせる目線と解説の分かりやすさがそこにあった。私は今、ある試験準備のため、論文や論理の本を読み、自分でも日常的に書いている。本腰を入れて7ヶ月が過ぎた。その過程で、論理の基本は数学と…

お客様から批評家

4/21のyahooのニュース記事で、最近のテレビ視聴者はお客様(昔)から批評家(今)になってしまったとあった。確かにその通りだと思う。昔は社会に対する発信権は一部のインテリやエリートにしか与えられていなかった。しかし、ITにより文字通り全ての人がその権…

成長への欲

自分の非を認めることは大切だと思う。成長を掴むためにはそこに注目する。今日は嫌なことがあった。言い出しっぺの先輩が報告の全体像を説明すると行っておきながら、本番でまさかのドタキャンだ。むしろあちらは崩れたスケジュールを無理して調整してあげ…